はい!
今回のテーマは
「日本人の体に異変!」です
日本人の体はこの60年で平均身長が
11.2cm伸び
食の変化で顎もほっそりなってるそうです
まぁこれはよく聴く外見の話ですね
今回の話は内臓にも変化が…
というお話です
それではいってみましょ〜!
ただの胸焼け?!
現代日本人の内臓の変化で
どんな事が起きているのかというと
「逆流性食道炎」が増えているんです
この「逆流性食道炎」なんですが
どんなメカニズムなのかというと
食事をして胃に食べ物が入ると
胃液(胃酸)が出てきて食べ物を
消化します、通常その胃液が食道に逆流しない
ように胃の入り口にある噴門(ふんもん)が
絞り込まれて胃の入り口が閉まります
しかしお腹いっぱいに沢山食べると
それに合わせて胃液(胃酸)も
たくさん出ます
それがなんらかの理由で噴門を突破して
食道に逆流してしまいます
胃は粘膜で保護されているので
胃液(胃酸)からの影響はありませんが
食道は保護されていないので
炎症を起こすんです
その初期症状として
ムカムカするとかの胸焼けだったりします
こんなところまで!?
近年胃酸によるトラブルは
食道だけにとどまっていないんです
次のような症状です
・咳が出る
・歯が溶ける
・中耳炎
この症状が胃酸によって
おこってる
これは衝撃的です!
咳が出るのは食道の近くに声帯があるので
なんとなく想像できますが
歯が溶けるって!
胃酸だから酸っぱさを感じるんじゃないの?
って思いますよね
なんと食道の感覚って
個人差があるようなんです
なので胃酸の逆流がおきても
気付かない方もいるようです
胸焼けなどの初期症状がないまま
先ほどの怖い症状がいきなり
出る人もいるということです
二つ+αの原因が考えられています
一つは
日本人の食生活の変化で
日本人の胃の中も変化してしまったんです
日本人の肉を食べる量が数十年前に比べると
約3倍に増えています
その肉を消化するために胃液が必要になります
胃酸を出す細胞は大体胃の上部に
多く分布していますが
その細胞の量が40年前と比べると
1.35倍に増えているんです
肉食文化のアメリカやヨーロッパでは
小児の逆流性食道炎の患者さんもいる
ようです
もう一つの原因が
「ピロリ菌」
これはピロリ菌そのものではなくて
ピロリ菌の除菌が進んだためです
なぜ除菌が必要かというと
胃潰瘍や胃がんになるリスクを下げるのに
重要だからです
ピロリ菌が胃に存在すると
胃酸が出にくくなるのですが
除菌が進んで感染者が少なくなって
胃酸が通常通り出るようになったからです
胃酸が逆流しやすい状況になっている
ともいえますね
これは日常生活の事になるんですが
・肥満
・猫背
・大食い
・ストレス
・酒量
・食後すぐに横になる
肥満、猫背などはどうしても
胃を圧迫してしまうのです
しかしこれらの原因は逆に
心がければ予防対策
ができるものですよね
最後に
昔の人はよく言ったもんです
「腹八分目」
食べ過ぎずバランスのよい食事
を心がけて胃酸を抑える
第一歩です
そして食後最低30分は横にならない
胃の粘膜の細胞は大体一ヶ月で入れ替わるので
効果を実感できるのは
一ヶ月後になると思います
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