はい!
ということで今回のテーマは
「慢性痛」
これは非常に深刻なものです
慢性痛とはどんな症状?
その前に「痛み」について考えてみます
体の痛みはいろんなものがありますね
頭痛、歯痛、肩コリ腰痛、ケガ、捻挫、etc
これらの痛みに共通するものはというと…
全て原因が解っている痛み
では「慢性痛」とは
原因がわからない痛みなんです
慢性痛の判断基準は
・理由がないのに痛む
・薬を処方しても効かない
などの状態が3カ月以上続くと
慢性痛の可能性が高いといわれるようです
慢性痛が起こる要因は様々です
例えば
・歯痛で治療し完治した後に痛みが再発
・急に激しい腰痛にみまわれMRIなどの精密検査をしても異常がない。
など発生原因は決まっておらず特定できないようです。
このような事で仕事に支障を来したり止むを得ず
仕事を辞める人が増加し社会問題になっています。
表題あるように全国で2300万人の方が慢性痛に
悩まされている状況なのです。
解決策は?
まず痛みとは何かという事から考えなければいけないようです
痛みとは頭の中にあって脳の活動が痛みの強さを決定しています
脳の中に痛みを感じる機関と
痛みを和らげる機関があります
痛みを感じる機関を扁桃体(へんとうたい)といいます
何か痛みの信号があると扁桃体が働き「痛い!」と感じます
その痛みが長続きすると扁桃体が興奮状態になり
痛みの信号が無くなっても痛みを感じ続けるようになります
人間の脳のセンサーっていい加減で曖昧なものなんですね
そしてこの興奮状態を抑える機関が側坐核(そくざかく)といいます
これが痛みを和らげるのです。
ちょっと難しい話になっちゃいましたが
この側坐核を刺激すれば慢性痛を改善する事ができるのです
世界中で最も使われている治療法が
「認知行動療法」
どんな療法かというと
何でもいいので大きな目標と小さな目標を設定します
大きな目標に向かって小さな目標をクリアしていく
そうすると小さいながらも「達成感」を感じますね
小さな「達成感」これが大事なんです
このことにより側坐核が刺激されます
趣味や得意な事、好きなことで目標を立てると
達成感を感じやすいかもしれませんね
さらに運動が好きな方は
時間を決めて目標タイムなどを設定するのもいいようです
ただし運動の場合は痛みがあっても取り組みやすいものにしましょう
最後に
慢性痛は真面目な性格の方がなりやすいようです
痛みを忘れる何か没頭できるものがあって
小さな達成感を積み重ねていくことができれば
改善できるのではないでしょうか
症状がある方はまずは病院での診察を受けて
痛みの原因を調べてもらいましょう。
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