はい!
テーマは表題の通り
「高齢者をなぜシルバーというのか」です!
ではではいってみましょう!
解答!
改めてなぜ「シルバー」なのかと聞かれると
何でだ!何でだろう?ってなりますよね〜
やっぱり最初のイメージとして
白髪がシルバーっぽいから?
なんて私は思ってましたが、ちがうんですって!
それでは答え合わせです
1973年(昭和48年)当時の
国鉄が最初に使い始めたのがキッカケ!
たまたまの偶然だった!
この頃、国鉄と私鉄のお客様の争奪戦が激しかった時代で
両者いろいろなサービスを考えていました
1973年の7月のこと国鉄が高齢者向けのサービスを
考えつきました、それが高齢者向けの専用シートです
これをその年の9/15「敬老の日」に
サービス開始すれば話題になるはず!と準備を開始しました!
しかし2カ月しかありません
当時の国鉄は赤字だったので新しい席を
一から作る予算など一切ありませんでした、しかも短期間で
どうにかならないかと材料を探していた時
浜松の工場に新幹線専用のシートの生地が
残っているとの連絡がはいりました
その色がシルバーだったのです!
なんとかその年の9/15「敬老の日」に間に合わせることができましたが
突貫工事だったため背もたれ部分はそのままで
座面だけシルバーの生地になったようです
その後バスや私鉄に広がりいつしか「シルバー」という名称は一般的になりました。
その証拠に
1982年以降に発刊された国語辞典に
「シルバー」という単語には高齢者を表現する意味として載っていますが
1974年に発刊されていた国語辞典には高齢者を
表現する意味は載っていないのです
本当の名付け親はだれ?
「シルバーシート」と名付けたのは
当時の国鉄の営業課長 須田 寛さん
高齢者向けの専用シートの企画を思いついたご本人
この方、後にJR東海の初代社長(1987〜)になられた方で
現在(2018)は相談役という素晴らしい経歴の方なんです
須田寛さんいわく必然的にそう名付けるしかなかったという事でした
もし生地の色が別の色だったらその色で
呼ばれるようになっていたのかもしれませんね
シルバーで良かったと思います
最後に
シルバーウィーク、シルバー人材センター、シルバー割引などなど
いろいろなところで目にします
「シルバー」=「高齢者」という意味合いは残りましたが
現在「シルバーシート」という名称は無くなったようです
「優先席」「優先座席」という名称に改称しています
お年寄りや、体の不自由な方だけでなく
「乳幼児をお連れの方」「妊婦さん」「内部障害のある方」などに
範囲を拡大して利用してもらうためです
座席の譲り合い大切にしたいですね。
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